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2022.11.16 08:00

「バスケキャラバン by KINTO」始動!~世田谷区立用賀小学校編

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「バスケキャラバン by KINTO」始動!~世田谷区立用賀小学校編
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一人ひとりの「移動」に「感動」をお届けすることを会社のビジョンに掲げている私たち「KINTO」と、B.LEAGUE(男子プロバスケットボールリーグ)所属の「アルバルク東京」が立ち上げた「バスケキャラバン by KINTO」が、2022年10月初旬ついに動きだしました!

「子どもが夢を持つことを応援する」をテーマに、昨シーズンは「バスケキッズデー by KINTO」を企画し、アリーナ立川立飛でのバスケットボール教室など、多くの子どもたちに笑顔をお届けする企画を実施してきましたが、今シーズンは、このテーマのもと、さらに企画を発展させ「KINTO」と「アルバルク東京」アカデミーコーチが学校をまわり、コロナによる影響で集団で運動することを制限されてきた子どもにスポーツの楽しさを伝えていきたいというものです。

「KINTO」としてはじめてのキャラバン企画。小学5年生の普段の体育の授業にプロのバスケットコーチが訪れたらどうなったか?広報のマサカがレポートします。

1. 世田谷区立用賀小学校の特色

「バスケキャラバンby KINTO」の最初の舞台となる世田谷区立用賀小学校は、小田急線の千歳船橋駅と東急田園都市線の用賀駅の間にある閑静な住宅街にありました。

近隣には、数々の名作が生み出されている東宝の撮影所、緑のオアシス砧公園、2020年夏季オリンピック・パラリンピックの馬術競技会場となった馬事公苑、そして大根踊りで有名な東京農業大学などがあります。

地域の子どもたちの特色を副校長先生にうかがったところ「スポーツが盛んな地域」ということで、ミニ・バスケットクラブ、野球等、数多くのスポーツが行われているそうです。先生自身も中学・高校とバスケ部に所属されていたとのことで、今回の授業を楽しみにしてくれていました。

先生に子どもたちの体の様子をうかがったところ、近年、夏の猛暑による影響で子どもたちが外で自由に身体を動かす機会が減ってしまったと感じるそうです。成長に合わせて、それぞれのペースで身体を動かす環境づくりをすることは大切なのだなと思いました。

2.授業内容について

今回の「バスケキャラバン by KINTO」は「アルバルク東京」アカデミーコーチの藤木さんと中村さんが授業を担当してくださいました。

(左から)「アルバルク東京」アカデミーコーチの藤木さん、中村さん。そして、今回のキャラバン企画を縁の下から支えるセールスグループ(マネージャー)の田中さん。

(左から)「アルバルク東京」アカデミーコーチの藤木さん、中村さん。そして、今回のキャラバン企画を縁の下から支えるセールスグループ(マネージャー)の田中さん。

今回は用賀小学校の体育館で2校時(5年1組)、3校時(5年2組)、4校時(5年3組)と3連続授業をしました。1授業45分なので最初の挨拶と、最後の記念撮影を含めると1クラス40分という時間の中でバスケを伝える必要があります。バスケット選手だったらアップしているうちに終わっちゃうほどの時間でバスケットの楽しさ、身体を動かす喜びを感じてもらえるのでしょうか?

授業がはじまるまでは「40分で何ができるのか不安」というのが正直な気持ちだったのですが、コーチのお二人が子ども達の前に立ち、挨拶の為に声を発した瞬間にこれは成功だと確信を持ちました。
 
というのも、自身がバスケットをやってきて、そして今現役でバスケの指導をしている人の発する声は大きく、情熱があって、そして何かを伝えてくれると感じる勢いがありました。場の雰囲気が一瞬にしてキリっと引き締まり、授業を通して話を聞くシーンでおしゃべりをする子どもはほとんどいませんでした。
 
最初にアルバルクの刻印の入ったボールが手渡されます。

普段の授業では、本格的なバスケットボールを使って授業はしないため、本物の重量感、手触りを感じるだけでも貴重な体験です。

ドリブルの練習

授業はドリブルの練習からはじまりました。コーチの声は体育館全体に響き渡り指示は的確でした。

その場でボールをついてみる

その場でボールをついてみる

小さいドリブルは少し難しい

小さいドリブルは少し難しい

1人ひとりにあわせたアドバイスも

1人ひとりにあわせたアドバイスも

ドリブルしながら走ってみる

ドリブルしながら走ってみる

パスの練習

コーチによるパスの見本

コーチによるパスの見本

次はパスの練習です。新しい動作をするときは、まずはコーチが見本を見せてくれるのですが、それがあまりにも「こちらを見てください!」とか「よそ見しない!」みたいなことがほとんどありませんでした。みんな自然と吸い寄せられるよう見て話しを聞いてしまうのです。

パスの練習は、手を前にしっかり出すという基本を教わった後はペアを組んで投げ合ってみる。その後、決まった時間の中で何回パスをこなせるかカウントした後、二人で作戦会議をします。同じ時間で多くのパスをこなすにはどうすればいいか話し合い実行してみるというものです。

パスを教える際にはコツやテクニックではなく、パスはコミュニケーションだから相手と息を合わせる大切さを一番に伝えるという視点に感動しました。

話し合いの後、相手に合わせて丁寧にパスをしている姿が印象的でした

話し合いの後、相手に合わせて丁寧にパスをしている姿が印象的でした

試合を楽しむ

試合をするために制作した特別ビブス

試合をするために制作した特別ビブス

「バスケキャラバン by KINTO」では、「KINTO」と「アルバルク東京」のロゴが入ったビブスを制作しました。キャラバンを回りきって、このビブスがどんどん使い古されていくといいなと思っています。ビブスが必要な理由は、授業の最後に試合をするからです。

試合の様子を少しご紹介します。

息をのむジャンプボール

息をのむジャンプボール

パスやドリブルの練習時と違い表情が引き締まる

パスやドリブルの練習時と違い表情が引き締まる

速攻!

速攻!

美しいシュート!

美しいシュート!

3つのクラスそれぞれの試合に立ち会ったのですが、クラスごとに試合のカラーが違いました。剛速球を投げあい迫力あるプレーが続くクラスもあれば、パスをまわしながらチームとして攻めるクラスだったり、どちらも大変魅力的でどちらも素晴らしいなと感じました。

3.子ども達の変化

印象的だったことは、試合を見ていた先生が、あるお子さんの動きを目で追いながら、「こんなにもチーム全体を見回しながら動く子だったのか!」と驚いていたことです。普段はあまり周りのことを気にしていないように見える子でも、本当は誰よりもじっくりとまわりをみていたからこその振る舞いだったのかもしれません。試合の動きをみているだけで、その子がもっている良さに気づく先生もすごいなあと感じました。

また、授業開始前は緊張や戸惑いから表情が硬い子が多かったのですが、身体を動かし汗をかいた授業後の子どもたちは、活き活きした表情でひっそりと観戦していた私にですら積極的に話しかけに来てくれる子もいたので、身体動かすことはコミュニケーションが活性化するんだなぁという気づきもありました。

特別な40分は沢山の発見に満ち溢れていましたが、最後は「KINTO」×「アルバルク東京」のオリジナルキャップのプレゼントと、そして「アルバルク東京」公式試合へのご招待のお知らせをさせていただきました。

ぜひ、このバスケットの授業をきっかけにバスケットボールやスポーツに興味をもち、プロの試合会場に足を運んで、子供たちが夢をもつような何かの刺激につながるといいなと思っています。

子どもたちの未来が輝かしいものになりますように。

5年1組

5年1組

5年2組

5年2組

5年3組

5年3組

世田谷区立用賀小学校5年生の皆さんありがとうございました!