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2022.11.25 06:00

2022年の電気自動車(BEV)保有率は前年比3.7%増の8.2%、買い替え検討者は34.9%に

【電気自動車(BEV)への関心度調査(前編)】買いたい車種ランキング、気になる第1位は?

プレスリリース

2022年の電気自動車(BEV)保有率は前年比3.7%増の8.2%、買い替え検討者は34.9%に
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クルマのサブスクリプションサービスを展開する、株式会社KINTO(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社⻑:小寺 信也)は、現在クルマを保有しており、かつ環境問題に関心があると回答した方550名を対象に、昨年に引き続き「電気自動車(BEV)への関心度調査2022」を実施いたしました。全2回のレポートのうち、今回は前編をお届けします。
※BEV:Battery Electric Vehicle(電気自動車)

サマリー


■電気自動車(BEV)への関心度調査2022(前編)概要
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年11月14日〜同年11月14日
有効回答:現在クルマを保有しており、かつ環境問題に関心があると回答した方550名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

Q1. 電気自動車(BEV)保有率、昨年より3.7%アップの8.2%。ハイブリッド車(HEV)保有率、昨年より6.9%アップの37.3%という結果に

現在保有しているクルマの種類を質問したところ、「ガソリン車」が69.3%「ハイブリッド自動車(HEV)」が37.3%「電気自動車(BEV)」が8.2%という結果に。ガソリン車の保有率が高い一方で、HEVとBEVの比率が昨年より増加となりました。

<2022年> ・ガソリン車:69.3% ・ハイブリッド自動車(HEV):37.3% ・電気自動車(BEV):8.2% ・プラグインハイブリッド自動車(PHEV):6.7% ・ディーゼル車:4.5% ・燃料電池自動車(FCEV):3.3%

Q2. 次に買い替えるとしたら、58.0%でハイブリッド車(HEV)、34.9%が「電気自動車(BEV)」を選択

クルマを買い換えるとしたら、次は何を選びたいかを尋ねたところ、「ハイブリッド自動車(HEV)」が58.0%「ガソリン車」が40.4%「電気自動車(BEV)」が34.9%という回答となりました。昨年に続き、依然とHEVの人気がうかがえます。

<2022年> ・ハイブリッド自動車(HEV):58.0% ・ガソリン車:40.4% ・電気自動車(BEV):34.9% ・プラグインハイブリッド自動車(PHEV):30.5% ・ディーゼル車:8.5% ・燃料電池自動車(FCEV):8.0%

Q3. 買い替える際に「電気自動車(BEV)」を選ぶ理由、昨年と変わらず「排気ガスがなく環境に優しいから」が約6割で最多

Q2で「電気自動車」と回答した方に、その理由を質問したところ、「排気ガスがなく環境に優しいから」が58.3%「走行コストが安いから」が46.4%「カーボンニュートラルに配慮しているから」が39.6%という回答となりました。

・排気ガスがなく環境に優しいから:58.3% ・走行コストが安いから:46.4% ・カーボンニュートラルに配慮しているから:39.6% ・世界的な風潮だから:34.4% ・走行中の騒音が振動が少ないから:33.3% ・補助金を受けられるから:29.2% ・加速性能が高い(鋭い)から:18.2% ・先進的でかっこいいから:17.2% ・話題性があるから:10.9% ・身の回りに充電スポットが整備されているから:8.9% ・その他:2.1% -49歳:節約できる

Q4. 約4割が自宅にクルマの充電設備の設置を予定、17.2%は元々充電設備あり

Q2で「電気自動車」と回答した方に、自宅にクルマの充電設備があるかと質問したところ、「元々充電設備を設置している」が17.2%「充電設備の設置を予定している」が38.0%という一方で、「充電設備の設置は検討していない」が42.7%となりました。

・元々充電設備を設置している:17.2% ・充電設備の設置を予定している:38.0% ・充電設備の設置は検討していない:42.7% ・その他:2.1% -58歳:車の購入が決まってから考える -49歳:マンションだからあきらめている

Q5. 電気自動車への買い替え時期、約6割が「5年以内」と想定

Q2で「電気自動車」と回答した方に、電気自動車への買い替えをするとしたら、タイミングはいつ頃を検討しているか尋ねたところ、「1年以内」が16.1%「1年~3年以内」が19.3%「3年~5年以内」が19.3%という回答となりました。しかしながら、4人に1人が分からないと答えるなど、まだまだ様子見で中長期的にBEV購入を検討する人が多くいることが見受けられました。

・半年以内:8.3% ・半年~1年以内:7.8% ・1年~3年以内:19.3% ・3年~5年以内:19.8% ・5年~10年以内:16.7% ・10年以上先:3.6% ・分からない:24.5%

Q6. BEV購入検討車種は「日産「リーフ(LEAF)」」が38.0%で最多

実際に電気自動車を購入するとしたら、どの車種を検討するかと質問したところ、「日産「リーフ(LEAF)」」が38.0%「日産「サクラ(SAKURA)」」が28.2%「MAZDA「MX-30 EV MODEL」」が21.5%という回答となりました。

・日産「リーフ(LEAF)」:38.0%
・日産「サクラ(SAKURA)」:28.2%
・MAZDA「MX-30 EV MODEL」:21.5%
・テスラ「Model 3」:20.2%
・トヨタ「bZ4X」:18.4%
・Honda「e」:17.2%
・日産「アリア(ARIYA)」:14.7%
・プジョー「e-208」:14.1%
・三菱「eKクロス EV:11.0%
・プジョー「e-2008」:8.6%
・スバル「ソルテラ(SOLTERRA)」:8.0%
・フォルクスワーゲン「ID.4」:6.7%
・ヒョンデ「IONIQ 5」:3.1%
・あてはまるものはない:4.9%

Q7. クルマ買い替えで電気自動車を選ばない理由、半数以上が「車両価格が高額」と回答

Q2で「電気自動車」を選択しなかった方に、電気自動車を選ばない理由を尋ねたところ、「車両価格が高額」が53.4%「フル充電で走れる距離(航続距離)が短いから」が45.3%「外出先で充電できる場所が少ない」が41.9%という回答が上位となりました。

・車両価格が高額:53.4% ・フル充電で走れる距離(航続距離)が短いから:45.3% ・外出先で充電できる場所が少ない:41.9% ・選べる車両が少ない:34.9% ・自宅に充電できる場所がない:31.3% ・バッテリーの耐久性が心配だから:27.1% ・充電時間が長いから:25.7% ・エンジン車が好きだから:9.8% ・電力需要ひっ迫の際に不安だから:8.7% ・周りで電気自動車に乗っている人がいないから:7.8% ・運転したことがなく分からないから:6.7% ・その他:4.2% -47歳:冬期の立ち往生が危険だから -55歳:下取が安いから -62歳:雪道が不安 -51歳:スタイルがイマイチ -60歳:電気自動車がCO2削減に寄与するとは思えないから ・なんとなく:2.5% ・そもそもメリットがあまりわかっていない:18.4%

Q8. 昨年に引き続き、72%が電気自動車に「車両価格の値下げ」を期待

最後に、電気自動車に期待したいことを質問したところ、「車両価格を下げてほしい」が72.0%「フル充電で走れる距離(航続距離)を伸ばしてほしい」が58.0%「外出先でも充電できる環境を増やしてほしい」が51.6%という回答が上位となりました。

・車両価格を下げてほしい:72.0% ・フル充電で走れる距離(航続距離)を伸ばしてほしい:58.0% ・外出先でも充電できる環境を増やしてほしい:51.6% ・充電時間を早くしてほしい:49.8% ・車種を増やしてほしい:36.5% ・災害時に給電できる:20.0% ・キャンプなど外出時に給電できる:9.6% ・その他:2.5% -62歳:寒冷地でのバッテリー効率アップ -55歳:下取を高くしてほしい -57歳:月極駐車場で充電できれば -63歳:充電設備の普及 -51歳:スタイルを格好良く

まとめ

今回は、現在クルマを保有しており、かつ環境問題に関心があると回答した方550名を対象に、電気自動車(BEV)への関心度調査2022(前編)を実施しました。

電気自動車(BEV)保有率は8.2%という結果となり、昨年と比較すると3.7%アップしていることが分かりました。また、クルマを買い替える際には「ハイブリッド自動車(HEV)」を選ぶと答えた方が約6割で最多となり、依然としてHEVの人気がうかがえる結果に。そして3割以上が「電気自動車」を選ぶと回答しており、選ぶ理由は昨年と変わらず「排気ガスがなく環境に優しいから」が最多の結果となりました。

そんな“次の買い替えは電気自動車を選ぶ”と答えた方でも、「自宅の充電設備の設置は検討していない」が約4割、買い替えタイミングは「3年以降、もしくはわからない」が6割にのぼる結果から、現在保有しているクルマにしばらく乗り続け、中長期的に電気自動車を検討している様子が見てとれました。

一方で、クルマ買い替えで電気自動車を選ばない最も多い理由が「車両価格が高額」とあり、電気自動車に対して昨年に引き続き「車両価格の値下げ」を期待する声が多数挙がりました。

昨今関心が高まり、脱炭素の文脈で語られている電気自動車ですが、物価高やエネルギー代高騰の背景もあり、昨年以上に注目が集まります。後編のレポートではその実態を明らかにします。

※トヨタでは電気自動車をBEV(Battery Electric Vehicle)、ハイブリッド自動車をHEV(Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド自動車をPHEV(Plug-in Hybrid Electrical Vehicle)、燃料電池自動車をFCEV(Fuel Cell Electric Vehicle)と表現するため、本調査でも統一しています。

<本調査の利用条件>
1. 情報の出典元として「株式会社KINTO」の名前を明記してください。
2. ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://kinto-jp.com/

221125_リサーチリリース_株式会社KINTO_電気自動車(BEV)への関心度調査2022(前編)_一般.pdf

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